入院中のアレコレ 2


今回は、「役に立ったこと・役にたった道具」のお話を。

○手話(20年以上前に手話を勉強しました。)
手術は全身麻酔で人工呼吸器をつけていましたので、麻酔が覚めましたら喉が半端なく痛く声が全く出ず、そして喉がやたらとかわいていました。
朦朧とした中で、看護師さんに水を所望しようとしましたが声が出ません。それで、喉を指さしてからコップを持ち飲むしぐさをしましたら、わかって下さいました。しかしあと30分たたないと、水は飲めないとのこと。

「・・・30分?」と、混乱した私の頭はあと30分って何時何分になることなのかと知りたくなりました。看護師さんに向かって必死に手を動かして、その時間を教えて欲しいと頼みました。なかなかわかってもらえません。無理もありません。
それで「今は何時?」と、「今の」の口の動きをゆっくり動かして表し、次に親指と人差し指を付けてまるくし手首に置き(腕時計のつもり)、「時間」と口を大きく開いて言いましたら、わかって下さり「今は○時○分です」と言ってくださいました。その時、看護師さんは私の顔と口、そして動作をしっかり見てくださっていました。感謝です。
それで私は○時×分になれば水が飲めるだとわかり、ものすごく安心しました。なぜかその時には「30分」と言われても、その「時の流れ」がわからなかったのです。

○マジック・ハンド
術後は動けなくなるので必要だと、友人が100円ショップで買ってきてくれました。自分でもさがしましたが見つかりませんでした。
これは、1mほどの長さの物で、手元を握りますと先端のハサミのようなものが縮み、落としたものを楽につかめるようになっています。試しに楊枝を落として掴んでみましたら、なんとつかめました!

入院中はこれがあったおかげでどんなにか助かったか!友に感謝です!
何しろ色々な物をベッドからテーブルからと、何でもバタバタ落としていました。これが無かったら、そのたびにナースコールで看護師さんを呼ばなければなりませんでした。同室の皆さんも何かを落としては「あっ!」と叫び、ナースコールを押していました。
入院中は看護師さんたちにお世話になることが多く、「自分のことは自分でする」ことがあまりないので(私の場合は足を手術しましたので、一人ではトイレも行けない時が続きました)、このマジック・ハンドは自分の意思に基づいて行動が出来て、ほんの少しですが自立していることを意識することが出来る、なくてはならない道具でした。

次回に続きます。

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