真似したいなあ。出来るかなあ!


お昼ごろの電車の中でのことでした。

隣に座っていた上品なご婦人が、何度も咳こまれ、とても苦しそうにされています。「私だったら、こんな時はのど飴をなめるんだけどなあ・・・」と、「良かったら、おなめになりませんか?」と飴を差し出しましたら「ありがとうございます。持っているんですよ。」と、おっしゃいました。

「ごめんなさいね。うるさくて。私は肺が弱くて、こうしてマスクを一年中しているんです。もしインフルエンザにかかったら、命が無いとも言われているんです。人混みに出るとこうして咳が出てしまって・・・。でも、あなたには移りませんから大丈夫ですよ。」「大変ですね・・・。だからって、毎日家にいたら、めいちゃいますものね!外に出ると、気が晴れますものね!」

「そうなんです!ところで、あなたはさっき『数独 ㈱二コリ発行 →縦横9マスの中に数字を入れていくゲーム』をしていましたね。私も大好きなんですよ!」と、冊子を見せてくれました。私もバックから出しました。「まあ、私は初級編の2番目の本で四苦八苦しているのに、あなたは上級編なのね」「自分なりに考えて解いていくのが、数独の楽しみですよね。」「ええ、ええ、その通りなんです!」

「あと私は折り紙が大好きなんですよ。」「もしかして、30回位折らないと出来ないバラもですか?」「ええ、ええ、作れますよ。大分前からクワガタを折っているのですが、なかなか・・・。でも私はその年の十二支の動物を毎年折って、それを主人が写真に撮ってくれて、娘が年賀状に印刷してくれるんです!」「わー!そんな素敵な年賀状をもらえる人が、うらやましいです!みなさん、毎年楽しみしているのではありませんか!」「ええ、ええ、そうらしいですよ。」

10分そこそこの時間だったでしょうか。私の降りる駅に着きました。その間、そのご婦人はなぜか一度もせき込みませんでした。私が座席から立ち上がりましたら、「さようなら!」ととっても素敵な笑顔とともに手を振って下さいました。

「さようなら」と笑顔とともに手を振る・・・なんと良い言葉としぐさなのでしょう!こんなことって私には久しくないなあと思い、あわてて「さようなら。とっても楽しかったです!」とペコンと頭を下げました。いつもの友との別れで私は、「じゃあね!またね!」と言っているんです。

こんな出逢い・・・始めて!このご婦人に、ものすごく心が潤った大切なひとときを頂きました!!!「さようなら」+「笑顔で手を振る」=まねしたいなあ。出来るかなあ!

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