ドタキャンされて・・・/でもかつては私も・・・


昨日は上野駅で友人(一人暮らし)と午前11時に待ち合わせをし、国立博物館の「春日大社 千年の秘宝展」に行く予定でした。駅に着いたので携帯を確認しましたら、なんと「朝から腰が痛いので行かれません。ごめんなさい。」と、友は待ち合わせ時間15分前に発信していました。友に会ったら渡そうと、少々重いお土産を持参していました。久しぶりに会う喜びでワクワクしていた気持ちは、当然ながらしぼんでしまいました。

もっとも私は過去に別の友人に、ドタキャンどころか2回も約束をすっかり忘れ、翌日に気がつき大変に失礼なことをした経験があります・・・。その友人は今でも楽しいお酒を一緒に飲んで下さっています。私にとって大事な方ですので、2度の失態を許して下さった度量の深さに心から感謝しています。

そう言う経験もあり、「腰が痛いのはつらいので大事にしてくださいね!私がお手伝いすることはありませんか?」と返信し、「一人かあ・・・さて、どうしよう?」と公園内に向かいました。

科学博物館では「世界遺産 ラスコー展」の特別展を行っていて、チケット売り場には長い行列が出来ていました。そこからすぐ近くに「科学博物館 常設展」の看板が有り、見ると「65歳以上・18歳未満は無料」と書いてありました。「そうかあ・・・そう言えば、常設展って今まで見たことがなかったなあ・・・私は無料かあ(18歳未満の方ではありません・・・)」

暖かで真っ青な空のもと、国立博物館の前に有る池には噴水が何本も勢いよく立ちあがり、その周りには様々な色のチューリップのプランターが隙間なく置かれていました。「ここは東京のオアシスだ!」と感動!そして目指す「春日大社展」のチケット売り場まで行きました。行列はしておらず、取りあえずすんなり入れそう。

「でもねえ・・・友人と一緒に見たかったなあ。この展覧会の最終日は3月12日。まだ日にちがあるし。それまでに友人の腰が治ったら一緒に来たいなあ・・・。今日は無料の科学博物館にしよう・・・」と決めました。

科学博物館の常設展をしている建物は、昭和6年に関東大震災(大正12年)の復興を兼ねて建設されたとのこと。重厚な建物の外部や内部・その細工・ステンドガラス等々、第二次大戦開始より10年前の建築技術のすごさに感嘆!米軍は文化財あふれる京都やこの科学博物館を意図して残してくれたのか・・・と。この建物を上空から見ると飛行機の形をしているとのことです。

館内に「シアター360」と呼ばれる、世界初の360度フルスクリーンシアターがありました。地球の内部・深海・宇宙等々を、その名の通り360度で見せてくれます。テーマは月替わりで10分間の映像ですが、ド迫力!プラネタリウムとは違い、首を上・下・左右に動かしながら見るその雄大さ深淵さは、私の持つ言葉では到底説明が出来ません。ごめんなさい。

その他にも3階・2階(3階からスタートする展示になっています)とすばらしい展示があり、圧巻は平成11年に谷中墓地で発見された、カメの中に入っていた「江戸時代の女性のミイラ」の展示でした。衣服を纏っている部分もあり、MRIでの撮影で心臓も確認されたとのこと。研究を進めた結果、胃の中に魚を食べていた痕跡も。そしてあろうことか、その女性が立ちあがり歩いている姿まで、コンピューターで再現していました。その女性を展示するにあたり、尊厳について多くの意見が交錯し、結果、写真撮影は禁止(他の展示は一部を除きオッケー)としたそうです。ともあれ、充実した一日を過ごして来ました。

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その日の午後5時以降のお話・・・友人に「春日大社展は一緒に見たかったので、行きませんでした。腰が治ったら是非行きましょうね。」すると直ぐに友人から「あれから大分腰が楽になったので、お詫びにさなえさんの家に行きます」とメールが。驚いて「ダメです。腰を直す方が先ですよ!」

しかし・・・思ったら一直線の友!とうとう我が家に。「ごめんなさい、ごめんなさい」と手土産を私に渡そうとしながら何度も。直ぐに帰ろうとするので、腰に良くないから取りあえず家に上がって温めていって下さいと頼み、ビールは飲める?と聞きつつ食卓を整えました。

友の立ち居振る舞いは、いつもどおりで痛そうにはしていません。一安心。でも腰がちゃんと治ったらの条件で、次回の展覧会に行く日を約束をしました。一人者同士、話しがはずんだのは言うまでもありません!

 

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