刑務所見学


先日、「刑事政策」の講義をして下さる先生より、授業の一環で府中刑務所(収容者は男性)と栃木刑務所(収容者は女性)を見学する予定ですと言われました。

「刑事政策」の授業とは、「犯罪防止」をどうしたら良いのか?「犯罪被害者」の生活破たんを修復するには?「犯罪はどういう環境でよりおこるのか?」の「犯罪の現象・原因・対策」等々を学びます。

海外では採用しているが日本では採用していない、刑に服さないで「社会奉仕=ボランティアをすることで刑に替える」と言う方法を取る国があることを学びました。それは、個人の罪だけではなく法人の罪(経済犯罪と呼ばれる、外国貿易法違反・独占禁止法・税法違反等々)にも及び、高額な懲戒金によって会社の存続が危うくなると、全く責任のないその会社で働いている人々の生活が脅かされるからとのことです。そのため、例えば義足・義手を作っている会社でしたら、社会奉仕として障害者の方々に自分たちの技術を無料で提供することで、罪を償いながら会社を存続し従業員を守る・・・。すごい発想だと感動しました。

さて、刑務所の見学ですが、男女それぞれの刑務所は我々一般人の見学を受け入れる際の意識が相当違うとのことです。府中刑務所(収容者は男性)では現在は女性の見学者を受け入れており、その理由は裁判員裁判が始り裁判員(男女)の方々の見学があるからとのことです。女性の見学者は身なりに制約が有り、スカートはダメ・胸が少しでも見えるような衣服はダメ・匂いのきつい化粧・香水はダメ・ハイヒールは音が響くのでダメ。男性の茶髪はダメ。この規定に合わない見学者は入所禁止とのことです。男性の収容者は、特に女性の見学者をきゅう覚・視覚で捉え、その後一月ほど所内全体が落ち着かないとの理由でそれなりの規制をしているとのことです。

栃木刑務所(収容者は女性)の方は、見学者は府中刑務所と似たような規制があるものの、男女共に見学者は歓迎とのことです。その理由は、女性の収容者は外部の人と会うと、自分の夫や息子・娘などの関係者にとても会いたくなり、一日も早く出所したいと強く願い刑務に一層励むようになるとの理由だそうです。隔離された男性と女性の感覚・感性の違いに驚きました。本能の違いでしょうか。

かつて私は仕事の関係で、千葉県の交通刑務所を見学したことがあります。そこは交通事故によって重大事故を起こした方々が入所する施設です。入所者が10数人、ピーンと張り詰めた空気の中声を上げ通路を手と足を大きく振り歩いている姿が目に焼き付いています。私たちが見学をする日は、11月か12月になると思います。法学部の学生として、このブログを読んで下さっている皆さんにきちんとご報告が出来ますことを願っています!

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